ペットフードのラベルに書かれている内容を理解することは、愛犬・愛猫の食事を改善するためのいちばん手軽な方法のひとつです。ところが多くの飼い主さんは、細かい表示をさらっと見流してしまいがちです。どの項目が重要で、原材料表示がどんな順序で書かれているのかが分かれば、適切なドッグフードの原材料(またはキャットフードの原材料)を選ぶのは自然とできるようになります。
ペットフードラベルの構成
市販のペットフードのラベルは、ブランドが違っても大まかな構成は似ています。注目すべき主な項目は、商品名、原材料表示、保証成分、そして給与量の目安です。
商品名そのものにもヒントがあります。例えば「チキン入りドッグフード」は、「チキン風味ドッグフード」と表示されたものより、チキンの割合がずっと高くなければなりません。商品名にディナー、メインディッシュ、レシピのような言葉が入っている場合、強調されているたんぱく源の割合は配合全体の中で小さめであることが多く、一般的には約25 per cent程度です。
栄養基準適合の表示にも注意しましょう。この短い一文で、そのフードが成長期用なのか、維持期用なのか、あるいは全ライフステージ用なのかが分かります。「間欠的または補助的給与のみ」などと表示されている商品は、総合栄養食ではありません。
ドッグフードの原材料表示の読み解き方
原材料は加工前の重量順に記載されるため、最初の数項目がレシピの大部分を占めます。ドッグフードの原材料を評価するときは、鶏肉、ラム、サーモンのように具体的に名称が書かれた動物性たんぱく源が、上位にあるか(または上位に近いか)を確認しましょう。「ミートミール」や「動物性副産物」のような曖昧な表現では、実際のたんぱく源がほとんど分かりません。
原材料の分割表示と呼ばれる手法にも注意が必要です。メーカーが「米」「米粉」「米ぬか」を別々に記載することがあります。個々ではリストの下の方に見えても、合計すると主原料のたんぱく源より多くなる場合があります。同じ食材のバリエーションが繰り返し登場していないかを確認すると、見抜きやすくなります。
丸ごとの果物や野菜、そして「鶏脂」や「亜麻仁油」のように名称が明確な脂肪源は、良いサインです。一方で、合成着色料、合成保存料、糖類の過剰な添加は、基本的には避けるのが無難です。品質が高く、何が入っているか分かりやすい原材料を重視した選択肢を、当店のドッグフード&おやつのラインナップからぜひ探してみてください。
簡単なコツ:今食べているフードのラベルを写真に撮って、スマホに保存しておきましょう。新しいフードを選ぶときに、店頭で並べて比較するのがとても簡単になります。
保証成分の見方
保証成分の欄には、粗たんぱく質、粗脂肪、粗繊維、水分の最低値または最高値が記載されています。これらの数値により、製品同士の主要栄養素バランスを比較できますが、まず水分量を考慮する必要があります。
ウェットフードは水分が75–85 per cent程度含まれていることが多く、ドライフードは10 per cent前後です。両者を公平に比較するには、乾物換算に直しましょう。100から水分の割合を引き、その数値で各栄養素の割合を割ります。これで、同じ条件での比較ができます。
例えば、たんぱく質10 per cent・水分80 per centのウェットフードは、乾物換算ではたんぱく質50 per centになります(10 ÷ 0.20 = 50)。この簡単な計算だけで、ラベル同士の見え方が大きく変わることがあります。
宣伝文句を見抜く
プレミアム、ホリスティック、グルメのような表現は、規制されていません。どのメーカーでも使えてしまう言葉です。品質を判断するときは、パッケージ前面の流行語ではなく、事実が書かれた表示欄に注目しましょう。
「グレインフリー」は、自動的に健康的という意味ではありません。玄米やオーツ麦などの穀物は、多くの犬猫で問題なく消化でき、有用な食物繊維やエネルギー源になります。獣医師により感受性が診断されていない限り、グレインフリー配合に本質的な利点があるとは限りません。
「ナチュラル」も精査したい表現です。多くの表示制度では、合成香料・合成着色料・合成保存料を使用していないことを意味するに過ぎず、原材料の品質や調達先については何も示しません。必ず原材料表示を照らし合わせて確認してください。
うちの子に合うフードの選び方
ライフステージは重要です。子犬・子猫は成長のために高カロリーで、たんぱく質と脂肪が高めの配合が必要です。一方でシニア期には、関節の健康や消化をサポートしつつ低カロリーに配慮したフードが役立つことがあります。栄養基準適合の表示を確認し、今の愛犬・愛猫のニーズに合っているか確かめましょう。
活動量や犬種サイズも、最適な選択に影響します。例えば大型犬の子犬は、健やかな骨の発達を支えるためにカルシウムとリンの比率が適切に管理された配合が求められます。小型犬の成犬は、小粒のキブルサイズや、よりエネルギー密度の高いレシピの方が合う場合があります。
猫の場合も、ラベルの読み方の基本は同じですが、たんぱく質含有量をより重視しましょう。猫は真性肉食動物で、動物性たんぱく質を中心とした食事で力を発揮します。名称が明確なたんぱく源を最優先にした、猫向けの選択肢を当店のキャットフード&おやつから探してみてください。
よくある質問
ペットフードのラベルで最も重要な項目はどこですか?
原材料表示と保証成分を合わせて読むと、最も役立つ情報が得られます。原材料表示はフードに何が入っているかを示し、保証成分は主要栄養素の内訳を示します。購入前に必ず両方を確認しましょう。
ドッグフードの原材料にある副産物はすべて避けるべきですか?
必ずしもそうではありません。「チキン副産物ミール」のように名称が明確な副産物には、レバーやハツなど栄養価の高い内臓肉が含まれることがあります。問題になりやすいのは、たんぱく源が不明確な無名・一般的な副産物です。基本的には、具体的で特定できる原材料が望ましいです。
ペットのフードはどのくらいの頻度で見直すべきですか?
ライフステージが変わるとき、体重が大きく変動したとき、新たな健康上の心配が出てきたときは、見直すのがおすすめです。最低でも年に1回は食事内容を確認し、栄養要件に合っているか確かめましょう。
新しく身につけたラベルの読み方を、さっそく活かしてみませんか?当店のドッグフードとキャットフードの全ラインナップから、愛犬・愛猫のための質の高い栄養を探してみてください。特定の食事ニーズについて迷うことがあれば、かかりつけの獣医師に相談して、個別に合ったアドバイスをもらいましょう。
